ある自治体の分析担当者が過去3年分の日別データを調べたところ、市内の「エアコンの販売台数」と「熱中症による救急搬送者数」の間に強い正の相関が見られた。この結果の解釈や次の分析として、最も適切なものを1つ選べ。
1つ選んでください
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解説
正解B
ポイント
第3の変数の影響で生じる見かけ上の相関を疑似相関といいます。偏相関係数などで、その影響を除いて確かめます。
選択肢ごとの解説
- A
不適切
相関は2つの変数が一緒に増減する傾向を示すだけで、因果関係までは示しません。暑い日ほど両方が増えると考えるのが自然で、販売を抑えても熱中症は減らず、かえって増えるおそれがあります。
- B
適切 ◯ 正解
気温のように両方の変数に影響する第3の変数(交絡因子)があると、直接の関係がなくても相関が現れます。偏相関係数は、その変数の影響を取り除いたうえでの2変数の相関を表します。
- C
不適切
相関係数は、共分散を2つの変数の標準偏差の積で割った値で、単位に依存しません。台数を千台単位に直しても値は変わりません。単位によって値が変わるのは共分散です。
- D
不適切
データの件数が多いほど、偶然だけで強い相関が出る可能性は小さくなります。この相関は偶然ではなく、気温という共通の要因から生じている可能性が高いと考えられます。
試験での狙われ方
身近な2つの数量の相関を示し、因果関係と取り違えていないか、背後にある第3の変数に気づけるかを問う形が典型です。
関連用語
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野 項目37 AIに必要な数理・統計知識) 2026年10月30日閲覧
- 総務省統計局 なるほど統計学園「複数の変数の関係性を見る」 2026年10月30日閲覧
- Simon, Spurious Correlation: A Causal Interpretation (1954) 2026年10月30日閲覧