スタンフォード大学で始まったDENDRALは、質量分析のデータから有機化合物の分子構造を推定するシステムである。DENDRALの位置づけや、その開発から得られた考え方に関する説明として、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解A
ポイント
DENDRALは、分野固有の専門知識が性能を左右することを示した最初期のエキスパートシステムです。
選択肢ごとの解説
- A
適切 ◯ 正解
DENDRALの経験から、知能の主な源は推論の巧みさよりも特定分野の知識にある、という考え方が生まれました。この考え方は、のちのMYCINなど、知識ベースを中心とするエキスパートシステムに引き継がれました。
- B
不適切
DENDRALは、質量分析の結果の読み方など化学者の知識をヒューリスティックとして使い、候補となる構造を絞り込みました。汎用の手続きだけでは解けない問題を、専門知識で解いた点が特徴です。
- C
不適切
DENDRALは1960年代に始まった記号処理のシステムで、ディープラーニングが注目された第3次AIブームより数十年前のものです。知識は主に化学者との共同作業で記述されました。
- D
不適切
順序が逆です。DENDRALは1965年に始まり、1970年代に開発されたMYCINより前から研究されていました。MYCINから医療の知識を除いた枠組みはEMYCINと呼ばれ、ほかの分野のシステム作りに使われました。
試験での狙われ方
DENDRAL(化学)とMYCIN(医療)の対象分野や、第2次AIブームとの時代の前後関係を問う形がよく見られます。
関連用語
DENDRAL、エキスパートシステム、マイシン(MYCIN)
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野 項目4 知識表現とエキスパートシステム) 2026年10月30日閲覧
- Lindsay, Buchanan, Feigenbaum and Lederberg, DENDRAL: A case study of the first expert system for scientific hypothesis formation (1993) 2026年10月30日閲覧