日本語の文「新しい店のラーメンはとてもおいしい。」を処理する。(ア)文を「新しい/店/の/ラーメン/は/とても/おいしい/。」のように単語に区切り、各単語の品詞を判定する。(イ)「新しい」が「店の」に、「とても」が「おいしい」にかかるといった、語句どうしの係り受けの関係を明らかにする。(ア)(イ)の処理の名称の組み合わせとして、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解A
ポイント
日本語の解析は、形態素解析で単語と品詞を求め、構文解析で係り受けを求めるという順に進みます。
選択肢ごとの解説
- A
適切 ◯ 正解
意味をもつ最小の単位(形態素)に区切り、品詞を付ける(ア)が形態素解析です。語句どうしの修飾や係り受けの構造を求める(イ)が構文解析で、日本語では文節の間の係り受け解析がよく使われます。
- B
不適切
名称が逆です。構文解析は、形態素解析で単語に区切った結果を入力にして文の構造を求めます。単語の区切りと品詞の判定が先、語句どうしの関係の解析が後という順序で押さえると区別できます。
- C
不適切
文脈解析は、複数の文にまたがって「それ」が何を指すかを決めたり、省略された主語を補ったりする処理です。1つの文の中の係り受けを求める(イ)は、構文解析にあたります。
- D
不適切
意味解析は、単語の意味のあいまいさを解消したり、構文の候補から意味の通るものを選んだりする処理です。(ア)は単語の区切りと品詞の判定なので形態素解析、(イ)は係り受けの構造なので構文解析です。
補足
日本語は英語と違って単語の間に空白がないため、単語の区切り方そのものが最初の課題になります。形態素解析には、辞書と統計モデルを組み合わせたツールが使われます。条件付き確率場(CRF)で区切り方と品詞を学習する手法がよく知られています。
試験での狙われ方
形態素解析・構文解析・意味解析・文脈解析の順序と、それぞれが扱う範囲(単語、1つの文、複数の文)を問う形が見られます。
関連用語
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野 項目27 自然言語処理) 2026年10月30日閲覧
- Kudo, Yamamoto, Matsumoto, Applying Conditional Random Fields to Japanese Morphological Analysis (2004) 2026年10月30日閲覧